Computer 知ってると便利

■ Tips 001 : 圧縮、解凍 の巻
  ちょっと前までは考えられなかった様なことが、インターネットを使うと、簡単にできてしまう最近ではあります。原稿の受け渡しなどもボタン一つでメール送信、というような時代になってきました。それでも大量の原稿や画像データなどを送受する際には、「少しでも迅速に」 と思うのが人情です。全く人間の欲は際限がありません。 ...というわけで、ファイルサイズを小さくして、オンラインの時間を節約できる、圧縮、解凍(伸張) ソフトのご紹介です。

今回は 「+Lhaca」、「LHMelt」、「Aladdin / StuffIt」 の3 (4)本の圧縮、解凍ソフトをご紹介します。
(自分の使ったものだけを独断で選んでいますのであしからず)
+Lhaca と LHMelt はWindows上、Aladdin / StuffIt は Windows と Mac 両プラットフォームがあります。

先ずはサイズの比較をしてみたいと思います。
このページの上にある SYNAPS のロゴは GIF画像 ですが 2.08K のサイズを持っています。BMP(ビットマップ) で作成した元データは 19.5K ありました。この BMP を圧縮してみると lzh では 1.19K 、zip だと 1.45K になりとてもコンパクトになっていることが解ると思います。(GIFよりも小さい)

このケースであれば 1/16 〜 1/13 になっています。(もちろん素材により圧縮率は変化しますので、これ以上 も これ以下 もあります。) 通信時間も比例して短縮されることはお判りだと思います。普段みなさんがやり取りなさっている原稿や画像データは 数百キロ〜数メガ になると思われますので効果は抜群です。

次に圧縮形式として、Windows は *.lzh 、*.zip 。 Mac では sit 、sea(自己解凍) が主流のようです。(オンラインで手に入るほとんどのソフトはこのどれかでアーカイブされています) 相手のプラットフォームを確認して送信しましょう。

やり取りの際に考えられることは、
1.Windows同士なら +Lhaca で十分間に合います。(lzh 、zip のみ)
2.Mac の人から sit 、sea 等の形式でWindowsに送られてきた場合は Aladdin で解凍
3.Windows の人から lzh zip 等の形式でMacに送られてきた場合は StuffIt で解凍
4.Windowsで lzh 、zip 以外の形式 (arj 、cab 、etc...) を扱う場合は LHMelt (該当する dllが別途必要)
5.Mac同士なら...

いずれのソフトも操作は至って簡単。圧縮、又は解凍したいファイルを D&D するだけでOKです。
複数ファイルやディレクトリーも一括して圧縮、解凍してくれますのでメールに多数の添付ファイルが並ぶことはありません。

ADSL,FTTH,CATV 等々数年前とは比較にならない程の高速な通信環境が一般化してきました。ですが、アナログモデムやISDNの人も少なからず存在します。先ずは相手の通信環境を考えてファイルサイズを調整することが第一です。その一助として、少しでも通信時間の軽減に圧縮解凍ソフトをご活用なさることをお薦めします。

ご紹介したソフトは下記で入手できます。 全てフリーウェアです。(素晴らしい!!)

+Lhaca
http://park8.wakwak.com/~app/Lhaca/

LHMelt
http://www2.nsknet.or.jp/~micco/micindex.html

Aladdin / StuffIt
http://www.act2.co.jp/

間違い、誤った表現などありましたら 容赦なくご指摘 くださいますようお願いいたします。


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